KEEN UTILITY JAPAN PROJECT vol.2 [KEEN UTILITY × FLARE TENT]
FLARE TENT / Masashi Ida
FORCUS MODEL / MANCHESTER”6 WP
-略歴を教えてください。
井田 「もともと車のシートやソファなどの張り替えをやっていました。フェスを手伝うようになってから、会場でジオデシック構造のドーム型テントやオブジェ、アメリカから輸入されたテントを見て衝撃を受け、自分もミシンを踏んでものづくりをしているし、印象に残るようなテントが作れたらいいな、と思ったんです。それでロープで引っ張れるようなポールテントを作り始めて…、今に至っています」
-「フレアーテント」の活動はいつご頃から始められたのですか?
井田「2008年からです」
-「フレアーテント」のこだわりを教えてください。
井田 「 “人力で建てるテント” にこだわっています。例えば車が入れない場所でも、何人かで小分けして運ぶことができて、なおかつ風にも強く、全天候に対応できるという部分も大切にしています」
-今まででいちばん印象に残っているフェスや出来事を教えてください
井田 「GREENROOM CAMPは現場がビーチなこともあり、砂場にテントを建てるというのが僕にとっても初めての経験だったので、印象に残っています。杭を刺しただけで大丈夫なのか…、コンクリートで固めた方がいいのか…、など試行錯誤していました。あとはやっぱり「FUJIROCK FESTIVAL」です。ご存知の通り、長期間、土砂降り、悪天候という条件が揃うフェスなので、もうハードすぎて忘れられないです(笑)。悪天候時はテントに守られる人がたくさんいるので、みなさんが入ってくれる分、自分たちは安全確認をしたいから動きまくっています」
-2008年から「ふれあいキャンピング」を行っていますが、広げていきたいことはありますか?
井田「1~2年に一度実施しているのですが、普通にBBQをしてキャンプをするだけではなく、災害時に備えた防災意識を持ってもらう、というのを広げたいと思っています。このイベントをきっかけに各家庭にランタンや寝袋など、災害時に役立つアイテムを揃えてもらいたいです。日常から離れてみんなで食事をしたり、火を焚くアウトドアの経験は、子どもたちにとってもたくさん学べる場だと考えています」
-休日は何をして過ごしていますか?
井田「作業場で作業をしている日が多いですが、子どもと一緒に海や川へ行ったり、薪を焚いています。結局のところ、家にはいないですね(笑)」
-これからの展望を教えてください
井田「展望ではないですが、強いテントづくりに力を注ぎ続けたいと思っています。最近は、台風がいきなり大きくなったり、想像を超えるような土砂降りになったりするので、急な気候の変化や災害時にも対応できて、安心して休んでご飯を食べられる場所を作るのは、大切なことだと考えています」
-KEEN UTILITYとの出会いは?
井田「川や海、岩場で遊ぶことが多くNEWPORTをお店で見たときにいいな、と思いゲットしたのがKEENとの出会いでした。仕事で山に入るようになって、KEENに安全靴のようなものがないかと思って調べていたら、アメリカでUTILITYというのを見つけ、どうしても欲しくて「eBay(海外通販サイト)」で購入しました」
-実際に履いた感想を教えてください
井田「今まで安全靴って鉄板が入っていて黒く重たいイメージだったけど、これはフォルムもおしゃれだし、すごく軽くて動きやすいです」
-気に入っている点はどこですか?
井田「つま先が守られているのは、作業をする人にとってはすごく安心感があります。つま先ってケガをすると治りも遅いし、痛いですから…。僕が仕事をするような現場だと、風でコンパネが飛んできて足にぶつかってケガをする人もいますし、本当に何があるかわからないので、安心して作業もできて、このまま街にも行けるデザインっていうのは魅力を感じています」
-KEEN UTILITYをオススメするとしたらどんな職業やライフスタイルの方でしょうか?
井田「いちばんピンとくるのは、チェーンソーを持って山に入るようなきこりの方、あとは鉄工所の人、ブルドーザーのタイヤを替えるような仕事をされている方は、作業中につま先を潰すようなことがあると大変なのでオススメしたいです」
-改善点やご要望などがあれば、ぜひ教えて頂きたいです。
井田「ラフに履いて使えるのが魅力ですが、がっちりと上まで締めて履きたいときに一つひとつ紐を引っ掛けて締める作業が大変なので、上まで一気に締まるようなタイプのものがあると手間がなくて嬉しいです」
-KEENへひとこと
井田「え~っと。KEENさんいつもありがとうございます。出会ってからKEENしか履いていないくらいです(笑)」
-ありがとうございました。