ビーチで遊びまくろう。江ノ島のちびっこアスレチックにKEENも参加中。
さあ夏本番です!海が待っています!みなさん、準備はオーケーですか?夏大好きなファミリーにおすすめなのが、子どもたちが海のそばでおもいきり遊べるようにと江ノ島のビーチに生まれたアスレチックパーク「ちびっこBEACH SAVERパーク」。KEENも微力ながらサポートさせていただいているこのプロジェクト。そこには、海を愛する人々の、ある強い思いがありました。
ビーチを子どもたちの遊び場に「ちびっこBAECH SAVERパーク」
江ノ島片瀬東浜ビーチに、船のシルエットをした子どもたち専用の小さなアスレチックパークがあります。夏の間だけオープンするその公園は「ちびっこBAECH SAVERパーク」。7月1日にオープンしてからしばらく梅雨空が続きましたが、夏休みに入ってたくさんの子どもたちの歓声がビーチに広がっています。
入場は無料です。ただし、入場するにはちょっとしたルールがあります。それは、ゴミをいれるとクジラのカタチになる袋とカラフルなトングをもって、5分ほど宝探しのようにゴミ拾いをすること。そして、子どもたちは短い紙芝居を観て「海と街がつながっていること」「海のごみを魚が食べてしまうこと」などを学びます。こうして「BEACH SAVER」に認定されてリストバンドをプレゼントされた子どもたちは、めざすアスレチックまで勢いよく駆け出し、おもいきり遊びはじめます。
外遊びの楽しさが、海を身近な遊び場に変えていく
四方を海に囲まれ、その恩恵を受けて暮らしてきた私たち日本人。でも実は、近年若い世代を中心に海離れが加速していると言われていることを知っていましたか?2017年に日本財団がおこなった“「海と日本」に関する意識調査 ”からも、今の子ども達の約4割が「海に親しみを感じていない」という結果が明らかになっています。
「ちょっと、それは悲しい!子ども達にもっと海を身近に感じて欲しい!」と始まったのが、この「ちびっこBEACH SAVERパーク」なんです。いきなり海の中に入るのは難しいかもしれません。でも、まずビーチでおもいきり遊んでもらうことで、目の前の海を少しでも身近に感じてもらえるのではないか。その思いがこのプロジェクトの原点となりました。
「たとえば、どろんこすべり台で遊んで汚れたら、波で洗い流せますよね。こうして少しずつ慣れていくことで、海への恐怖心もとれていきます」と、主催団体のひとつ「NPO法人 海さくら」代表理事の古澤純一郎さんが、その意義を語ってくれました。
「子どもの海離れは、親世代が海に関心が低いことに加えて、外遊びの減少と無関係ではないと思います」と古澤さんは続けます。そういえば家の近所にのびのび遊べる公園や空き地が少なく、ゲームなどインドアで遊ぶことが主流で、都会の子どもたちは外遊びの機会がとても少なくなっています。
「一方で、子どもの運動神経が著しく発達する5歳から12歳の間に体を動かすことは、コミュニケーション能力や脳の発達によい作用をもたらしてくれるとも言われています。このアスレチックはいろいろな動作を遊びの中で自然に体験できるように考えられているんです」と、古澤さんは「ちびっこBEACH SAVERパーク」のふたつめの意義を語ってくれました。
KEENを履いて、おもいきり遊ぼう!
子どもたちは自分の興味にまかせて次々と新しい遊具にチャレンジしていきます。もちろん、なにかあったらすぐに駆けよれる距離でプレイリーダーと呼ばれる大人が見守っています。そして今年もKEENは、子ども達の足元を安全に支えるレンタルシューズを提供させていただいています。
「子どもたちと一緒に訪れる大人達にも、同じように海を身近に感じてもらいたいと考えます。そうすることで、その身近な場所が『キレイであって欲しい』『安全であって欲しい』と、海を大切に思う心が育まれて欲しい」と古澤さんは期待しています。
街と海はつながっている
古澤さんが代表理事をつとめるNPO法人「海さくら」は、「目指せ!日本一楽しいゴミ拾い」をモットーに2005年に設立。「江の島にかつて生息していたタツノオトシゴが戻ってくるくらいキレイにする」という目標をかかげて、月に一度のビーチクリーンを主催して、その数153回を数えるまでに。
毎年「海の日」に子どもから大人まで青いサンタクロースになってゴミ拾いしようと全国に呼びかけた「ブルーサンタ」や現役力士とゴミ拾いする「どすこいビーチクリーン」など、ユニークで楽しい活動がゴミ拾いのイメージを大きく変えてきました。なかでも今年2019年7月15日(月・祝)の「海の日」に行われた「ブルーサンタ」は、江ノ島だけでも1,700人、全国で10,000人以上が加わりました。
みんながビーチをきれいにしている間も、新しいゴミが残念ながら海に増え続けます。「海のゴミは川から、川のゴミは街からやってきます。では街のゴミはどこから来るかというと、人の心からなんです」古澤さんは、こうおっしゃいました。
この言葉にハッとしました。2050年には魚の量よりも海の中のゴミが多くなると言われています。そのゴミのなんと8割※は、街から来ていると言います。
ポイ捨てされ、排水溝から川に出て、海にたどり着いたゴミは、ずっと海を漂ったり、魚に食べられ、生態系に影響を与えたりします。私たちの生活や行動が、実は、海につながっているのです。
KEENでは、ひきつづきこの課題を、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。子ども達に、きれいな海で遊んでもらえるように。
※出典:UN World Ocean Assessment(Allsopp,et al.,2006)
夏休みはこれからが本番。ぜひファミリーで、海へでかけてみませんか?
⬛ちびっこBAECH SAVERパーク」入場無料でオープン中!
2019年7月1日(月)~8月31日(日)10:00~16:30
江ノ島片瀬東浜海岸にて
入場無料/入場定員制 雨天決行/荒天中止
子どもたちにKEENシューズを無料レンタルしています!(数量・サイズに限りがありますので、お待ちいただく場合もございます。)
⬛次回の第154回海さくらごみ拾いは!
お相撲さんや親方と一緒に砂浜をきれいにする「どすこいビーチクリーン」です。
2019年8月24日(土)10:00~12:00
江ノ島片瀬東浜海岸 片瀬東浜ステージにて
参加無料・予約不要
▼関連リンク
*海さくら